第一回:情報リテラシーを学ぶ理由
情報リテラシー論について教えてくださるのは、横田秀琳先生です。
通称「よこたん」。。ということで、これからそう呼ばせていただきます。
まず、この情報リテラシー論という授業を学ぶ目的として、「インターネットの仕組みを習得していく」というものがあります。
近年のインターネット普及に対し、情報の量は昔に比べてはるかに多くなり、誰でも簡単に、いつでも、すぐに、あらゆる情報を収集することができます。
スマートフォンやパソコンでの検索の他に、自分や周囲の個人情報の保管、お金のやり取りなど、あらゆることが機械一つでできるようになりました。
自分の電話番号やパスワードをあまり覚えてない人も多いのではないでしょうか。メールアドレスも、実際に書いてほしいと言われてもすぐにかけない人がいるはずです。
その他に、スケジュール管理も機械でできるわけですから、細かく覚えておく必要はありませんね。
買い物するときは電子マネーを使えば財布を持ち歩かなくても平気です。アプリと連携して使えばポイントを貯められたり、お得なことが沢山あります。
また、近年ではSNSも盛んに使用されており、誰かと情報をシェアしたり、国境を越えて会話することだってできます。
インターネットがあるのは当たり前になっている時代。
でも、良いことだけではありません。もちろん悪い部分もあります。
溢れる情報が全て正しいものとは限りません。情報が広がるスピードもインターネットを介して急激に速くなるわけですから、
発信源が憶測の情報であれば、それもすぐに世界に広まり、真実が埋もれてしまいます。
また、悪質サイトや迷惑メールによる個人情報の流出や詐欺は深刻な問題となっています。
有名会社を装った偽のホームページ。そこに個人情報や銀行のキャッシュカード番号、パスワードを打ち込んでしまえば、
それらの大事な情報は悪用され、好き勝手に使われてしまうでしょう。
ソフトやアプリのダウンロードでウィルスが侵入することもあります。
「自分は大丈夫」と今は思うかもしれませんが、実際にいつ自分が被害者になってもおかしくありません。
誰でも簡単に使用できるからこそ、正しい知識を身につける必要があります。
情報リテラシー論では、様々なインターネットの仕組みや機能、役割などを学んだ上で、
溢れる情報の中で、正しいものとそうでないものを取捨選択していくこと。
そして、プライバシーやセキュリティの取り扱いなどもしっかりと認識する力を身につけることができるのです。